■よい入れ歯の条件
よい入れ歯の第一の条件は、支えにしている歯を清潔にしやすいことです。床が歯茎に隙間なくフィットし、ものを噛んだ痛みやつらさを感じたりせず、まるで自分の歯のように全く違和感がない入れ歯のことです。よい入れ歯を使用することが、みなさんの健康を維持するためにおいても、体のためにも大変大切です。
■いれ歯の定期点検
入れ歯を入れたら、定期的にチェックするのことが大切です。多くの取り外し式の入れ歯は、歯とあごの粘膜の両方で力を負担しますが、粘膜は上下の歯がかみ合うときに沈みます。長い間にはあごの土手もやせていきます。一年もたたないうちにガタつきが出てきます。入れ歯のガタつきが、かむたびに支えの歯を大きく揺さぶるようになると、入れ歯は残った歯を傷めるもとになります。つまり噛んだときに支えている歯が揺さぶられるようでは、残った歯をダメにするために入れ歯を入れているようなものです。
このガタつきの調整と、残った歯の周囲の組織の健康管理が不可欠なのです。